ごはんを食べ終えて、あかりは家の後ろと右側を塗り始め、こうじは前側と左側を塗りました。 家の中では、3人の小人さんが壁を塗り始めて、サクラちゃんは魔法の杖を振って、友人が持ってきた布でカーテン、クッション、ベッドリネンを作りました。 あかりは、小人さんたちがみんな笑って、家の中でおしゃべりしているのをと聞いてうれしくなりました。 あかりはこうじにささやきました。「みんなを助けることができてとってもうれしい。こうじのおかあさんにもこの家を見てもらいたいな」 「明日、おとうさんの古いカメラを持ってこれるよ。おとうさんなら使っても許してくれると思う」
すべての作業を終えると、みんなは地面に寝転んで、お互いの頑張りを祝福しました。
「あと必要なのは明かりだけだね。 ぼくたちに何ができるかを考えてみよう」とこうじが言いました。 あかりとこうじは荷物を乳母車に乗せて、みんなに「明日またここに来たらサクラちゃんを呼ぶね」と言いました。 みんなはあかりとこうじに感謝し、さよならと手を振りました。あかりとこうじはサクラちゃんと森を通り抜けて家に帰りました。
あかりは帰るのが遅くなったので、おかあさんがきっと心配しているだろうと家まで走りました。 「たった1時間ちょっとで帰ってきたから心配しなかったわよ。でもちゃんと帰る時間を守るのはいいことね」とおかあさんは言いました。 あかりは朝からお昼まで森にいたと思っていたのに、それはたったの1時間でした。 あかりとこうじはその夜、自分たちの頑張りに満足して、ぐっすり眠りました。
翌朝、あかりは目を覚まし、いいアイデアを思いつきました。あかりは隣の家まで走り、ドアをノックして、こうじを呼びました。「いいアイデアを思いついたよ。 家の引き出しに、使ったことのないちいさい電飾があるの。日光で動くから、電池もいらないし、小さい家にぴったりでしょう」あかりは言いました。2人は寝室に上がり、引き出しを全部あけて、電飾を探し出しましたが、寝室はぐちゃぐちゃになりました。 こうじは言いました。「小さな山の頂上に電飾の充電器をおいて、家の中に電飾を飾ろう。サクラちゃんに壁に小さな穴を開けてもらって、全部の部屋で明かりを使えるようにできるかな?」
あかりとこうじは電飾と金づちとクギを持ってみんなのところに行って、サクラちゃんに計画を話しました。するとサクラちゃんは手を叩いて喜んで手伝うわと言い、「どこに穴を開ければいいか教えてください」と言いました。小人さんたちは彼らが何を話しているのかさっぱりわかりませんでした。「あとでわかるから心配しないで」とこうじは言いました。あかりは、家に合わせて電飾を取り付け、こうじは充電器を置くのにいい場所を探しました。 あかりは「暗くなったら明かりが点灯するはず。寝室には明かりを1つだけ置いたので、寝るには明るすぎずないよ」と言いました。 あかりとこうじは無事に森のみんなを助けることができました。